◆アイソン彗星は近日点にむかって進んでいく。月明とすっきりしない天候のなか、11月20日と22日は雲間になんとか捉えることができた。
22日は20日に比較して増光している感触があった。
2013/11/20 05:07- 60secX14 200mmF2.8 ISO200 LPS-P2
2013/11/22 05:28- 9secX1 15secX2 ISO800 LPS-P2
11月23日は、いよいよ彗星の高度が低くなり、残り少ないチャンスとなった。雲の出入りがあったものの、明け方の東天は運良く晴れた。ただし、透明度はあまり良くない。
10センチ双眼鏡の視野はコントラストが低く、アイソン彗星はコマから尾をのばしているのが見えるが、心なしかその輝きが鈍いような感じだった。画像では、尾は案外写っている。薄明との競争でなかなかじっくりと観察する余裕がなかった。
2013/11/23 05:31 10secX33 200mmF2.8 ISO800 LPS-P2
2013/11/23 05:40 3sec 70mm F4.5 ISO800
水星と同じ高度で尾をのばすアイソンが確認できる。肉眼では無理だった。水星の下には土星。
翌24日は土星の高さくらいまで彗星は高度を下げる。透明度さえ良ければ、あと1回のチャンスと思われたのだが・・・・。